昨年までと生活の環境が異なるせいか、暖かいせいか、
日々ヤツに振り回されているせいか、
なんかどうも年末という気がしていないのだが、
来年は公私共に大いなるチャレンジの年、ということで
今年を振り返り、来年への決意を新たにする、なんていう
年末らしい(?)ことをしてみたいと思う。
日本を出たのは遅咲きの桜がまだ残る4月末で、
引越し前日の深夜、引越し作業の合間にちょっと休憩、と
夜桜を見に西荻を徘徊し善福寺公園で遅咲きの桜を
眺めながらベンチで寝入り、携帯の着信音にも起きず、
心配して深夜の西荻を捜索した嫁さんにこっぴどく
叱られる、という事件(というかまた、)があった。
これは好きな目黒川の桜。桜は日本の心ですね。うん。
その後滞在していた妻の実家を発つ出発当日に
JR宝塚線の脱線事故が起きた。
母方の実家は宝塚で、この電車にも勿論乗ったことがあった
ので、非常に身近に感じた。
そして今回のJR羽越線の特急脱線転覆事故のニュース。
出国直前まで博士論文の作業に追われて家にこもっていた
ので3月までの記憶はあまり無い。
そんな自分にとって、この1年は痛ましい事故で始まり、
痛ましい事故で終わった感がある。
フリーウェイで日々恐怖を感じている自分にとって
事故はどんなものでも他人事ではない。
犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
4月末に渡米してからのLA生活のドタバタぶりはこのブログを
最初から読んでいただくとわかるので省略。
大きなことだけまとめよう。
今年達成できたこと。
1.渡米しLA生活を始める(引越しと生活のセットアップ)
2.USCにおける研究・学習環境に慣れる(人とのつながりを築く)
3.長男誕生、子育てを始める
この3点が自分達にとって最も重要かつ大変なことだった。
そしてそれぞれにおいて幸運に恵まれ(ぎりぎりな局面が
多々あったが)なんとか良い1年だったと言える年末を
迎えられていることに大いに感謝している。
本当に支えて頂いた皆様と何ものかのおかげ様で。
今年亡くなった祖母にも支えられたのだと思う。深謝。
2006年は渡米2年目を迎える年。
学位をきっちり取得することは勿論、
こちらでの雇用に向けて自分をアピールしなければならない。
そろそろお客さん扱いも終わるだろうし、受けたい講義も
たくさんある。論文にまとめなければならない素材、
英語論文の素材も溜まっているし、新たな領域(ドラマを
活用したヘルスコミュニケーション研究・エイズ予防
関連・ゲームのヘルスコミュニケーション応用等)の
研究・論文作成の作業もある。今年はさぼった学会行脚も
2006年はかなりの数行くことになるだろう。
大前提には生活費・研究費の確保と英語能力の向上がある。
お金。
1年分の助成金のみで鉄砲玉のようにここに来たので、
来年の生活費は今のところ万全とは言い難い(ビザは3年)。
あと1年くらいはこちらでの雇用も難しいようだ。
お金のことは自分の準備不足もあり各方面に心配をかけて
いるが、どうやら来年は金運のいい年のようなので
なんとかなるでしょう(投資歓迎)。
種は今年のうちに蒔けるだけ蒔いたので、あとは芽が出て
花が咲き実がなることを待つのみ。営業は各種続行中。
英語。
特に大学院講義でのディスカッションのスピードに
負けない日々の準備と意識が重要だ。今の調子で日々を
過ごしていけばなんとかなると楽観的に構えている。
(悲観しても始まらんし)
出産と車の運転をクリアした妻にとっても、
英語能力の向上が大いなるチャレンジになろう。
子育て。
ヤツも順調に行けば、首が据わる⇒はいはい⇒立つ⇒歩く、
という経過をたどるだろう。今とは別の意味で手がかかる
ようになる。新たなチャレンジが待っているのだろう。
大変な面もあるだろうが、来年中に1度は日本につれて
帰るつもりだし、両じじ様にご拝謁賜る必要もある。
非常に楽しみだ。既に日々子育ての幸せを感じている。
と、こんな感じだろうか。
皆さんの来年の抱負はどんな感じでしょう?
暖かいところにいて赤ん坊の笑顔を見ていると、来年は
いい年のような気がしてくる。
人事を尽くして天命を待つ、という言葉が好きだ。
皆様、良いお年をお迎えください。
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