Merry Christmas!っつーことでクリスマスネタでも、と
思ったが、こちらでは今から24日を体験するので、後日に とっておく。気になっていたことから上記について これまたメモ程度だが、講義で学んだ「社会を変えるための メディアキャンペーン」からも少しヒントがあったので 考えたい。 この本はなぜ最近の女性は結婚しないか?という素朴な疑問に ついて重要な本質の一側面を言い当てているように思う。 日本の少子化問題は「女性に結婚させる」ことを 考えるべきで、そのためには彼女達に 「自分のような結婚はして欲しくない」というメッセージを 投げ続ける母親世代の構図から理解しなくてはいけない、 というもの。 「自分に見合う相手」を求めて得られない場合、彼女たちは 結婚しない方を選び、親もこれだけお金と労力をかけて 高い目標を掲げて育てた娘だから、不十分な相手と 結婚するくらいなら、と不本意ながら独身を容認している、 という構図。 こういう視点から政策側がどれだけ本気で考えられるか が重要か(著者の小倉さんは政府の対策委員にも 入っているようで、活躍に期待したい)。
日本のニュースでもやっていたが日本は人口減少国に
突入した。 そんなこと自分のような貧乏ひよっ子研究者が危惧することでも なかろうにと我ながら思うが、今期学んだValenteの Program Evaluationは、ボリビアで米国やWHOが支援して 行われた家族計画普及のための国家規模のメディアキャンペーン +保健政策事業の評価だったので、それと関連してメモしておく。 結論としてこのプログラムは非常に成功したらしい。 家族計画は少子化対策の逆の介入であり、「子供を産ませない ようにする」ことと「子供を産ませるようにする」ことは 似て非なる現象かもしれないが、類似のノウハウが あるように思ってValenteに質問してみた。 「あなたは日本で深刻な少子化対策のキャンペーンも うまくハンドリングする自信があるか?」というもの。 答えは「条件付イエス」 少子化は家族計画を普及推進するよりも複雑だと彼は理解 していて、そのための日本政府や関連機関スタッフの 理解・協力・連携が必須、とのこと。 家族計画推進より文化的・社会的・教育的・経済的要素が 複雑であるということらしい。 その上でならProgramの設計と評価をうまくやる自信が あるとのこと。 日本政府の関係者の方は、こういう人材の採用を検討すべき かもしれない。キャンペーンなどでお金をかけて広告代理店 さんに丸投げする以外の選択肢を検討すべき時だ。 簡単な解決方法はないが、現に先進国でもフランス やオーストラリアなど積極的な改善策を講じて少子化対策に 成功しつつある国はある。 (フランスに関しては友人のYukikoさんのブログに 「フランスの子育て事情」というエントリがあるので ご紹介) もちろんキャンペーンだけで解決する問題ではなく、 経済的・環境的インセンティブ(子育て支援策)や 結婚支援策こそが重要であり、その具体策と有機的に 連動したキャンペーンや一般市民への介入事業が必須である、 ということである。活用できるのはDiffusion of Innovation その他の理論であろう。 米国での妻の妊娠・出産経過を体験し、また同時期に 日本の妊婦さん友達の話を聞き思うのは、 日本の妊娠する・子育てする、ことへの 社会的な環境の悪さである。米国では妊婦は最も大事に されるし、赤ちゃんを連れているとどこでも歓迎される。 何よりも「世間」(米国にはない概念かもしれないが)が 「妊娠・出産した自分達に好意的である」と日常的に 感じるのだ。これは当事者にとって大きな違いであると思う。 米国では前もって入っておけば妊娠・出産をカバーする 医療保険があるが、種類によっては日本よりも費用が かかる。にもかかわらず米国の出生率は高く維持されている。 (移民の影響や州ごとに格差が大きい、という違いはあるが) 日本の電車や人が集まる場所で妊婦が席を譲ってもらえない という話はよく聞くし、何より「忌み嫌うべきもの」的な 感情が漂う。多分に文化的・歴史的背景があるようにも 思うが、単純な話「子は宝」なわけで自分達の老後を 支えてくれる赤ん坊や妊婦を大事にせずしてなんの先進国か、 という気もする。 「男が子育てをしなくて良かった世代」の残滓がこういう ところに表出しているのだろう。 当事者になればかならず妊婦や赤ん坊は気になるはずだ。 「社会を変える」という標語がヘルスコミュニケーションでも よく使われる。自分としては誇大妄想的・妄信的・独善的で 少し嫌悪感を持っていたが、やはりこういう事態(日本の 少子化・高齢化問題)を前にすると真剣に「社会を変える」 ノウハウについて戦略を検討する段階にあることに気づく。 今の時点で、子をもった親として日本において必要だと感じる 少子化対策キャンペーンの惹句はこんな感じかもしれない。 "You can do it, We can help" 主体は当たり前だが、出産可能年齢の女性とその パートナーである男性であり(フランスの例をみると 結婚してなくてもいいわけで)、自治体や国や親世代・ シルバー世代はそれを支える存在、という構図だ。 大抵の人は機会や出会いがあってお金や時間にゆとりが あれば(そういう支援があれば)、 結婚や子供をもつことにそこまで否定的でないと思うので。 (って、実はこれ、アメリカでは超メジャーな ホーム・デポという日曜大工用品とか各種材料・部品 とか園芸品とか売ってるホームセンターの宣伝文句なん ですが・・・) 自分なりに具体策を考え続けていきたいテーマの一つだ。 今後も情報や理解に進展があったら逐次エントリ組みます。 感想・ご意見・ご批判などコメントいただけると幸いです。 ![]() |
![]() |
|
ブログ内検索
|
|
|
|
プロフィール
|
|
Author:taka
|
|
カレンダー
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
リンク
|
|
RSSフィード
|
|
|
|
Powered By FC2ブログ
|
|
|