小学校時代からの親友が結婚した。
ヤツ2号を連れて列席。
よっちゃん、おめでとう!!

思えば小学6年生の時、仲の良いクラスだったせいか
卒業式の後、クラス最後のホームルーム(懐かしい単語。。)で
先生のスピーチにみな泣き出し、気づくとほぼ全員が号泣状態。
で、自分はなぜか皆に乗り遅れて泣けずにいたのだが
(泣かない自分って変なヤツ?)と周囲を見渡すと・・・・
自分以外に2名がきょとん、として泣いていない。
そのうちの1名が彼。そしてもう1名がこの写真を撮ってくれた天才アーチスト
そんな3名だけが同級生の中でこの年になっても田舎に帰らず
東京で暮らしている、という。これって偶然じゃないのかもなあ。。。
とても良いお式で、おめでたいことも続くらしく、大変嬉しい1日でした。
で、スピーチでは読めなかった詩をよっちゃん夫妻に贈ります。
自分の結婚式で祖母から贈ってもらった詩です。
祝婚歌
吉野弘・作
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祝婚歌
吉野弘・作
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい-------------------------------------------------
友達の結婚の度に贈ることにしています。
その度に、自分も原点に帰ることができるから。
結婚満10年を迎えてつくづく大切な知恵の詰まったメッセージだと
感じます。
結婚のことをさておいても、優しい気持ちになれる
素晴らしい詩ですねえ。
(著者が掲載引用を認めていらっしゃるらしいので勝手に引用)
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