ヘルス・コミュニケーション日記
もとヒヨっ子研究者の会社員2年生が、ヘルスケア領域の話題や子育て日記、趣味等思いつきで綴ります。
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やりたいこととやれること
MBAの卒業研究をその他の仕事と平行してやってるんですが、
今日電話で著名コンサルタントの指導教官から
ご指導を頂き、市場分析が甘い点について
ご指摘を受けました。

ネタは以前から興味を持っている
「医療健康分野のシリアスゲーム開発」
具体案として
・がん
・うつ
・小児科(親のヘルスリテラシー支援)
を挙げたのですが、
やりたいこと(What)と実際のビジネス(How)の
マッチングに関する情報と説得力が足りない、との
ご指摘をいただいたわけです。

つまり「やりたいこと、やる気先行型」
医療専門家やアカデミアの人間のアクションにありがちだなと
苦笑い。まだまだMBA頭になり切れてないようです。

ところで健康検定、出ますねえ。どんなのか楽しみ。

課題がより明確になってきたので、精緻化する作業に
精進したいと思います。きっとこの辺からがビジネスと
アカデミアの分かれ道なんだろうな。。。

先生とのお話で印象的だったことをいくつか備忘録代わりに
メモ。

・お葬式
故伊丹十三監督の映画「お葬式」は、映画に比してビデオが
すごく売れた(レンタルも含めて)という話。
⇒当時の団塊の世代以降(親が亡くなる世代に突入した世代)
にとって、葬式とは、未知の世界。ニーズが生じた段階で
映画のことを思い出し、購入に走ったのではないか。

⇒これ、立派なエンターテイメントエデュケーションですね。
故伊丹監督はやっぱり偉かった、ということで。

・使いたいメディアの混乱
⇒ゲームといっても、やりたいのが
ストーリーテリングなのか
シミュレーションなのか
クイズなのか

わかりにくい、とのご指摘。

⇒これについては全く持って自身の混乱と未整理が
入り込んだ資料を提出してしまったのでしょう。
今まで学んできた世界(ドラマを使った疾患啓発・予防啓発)
と、卒研で提示すべき「ビジネスモデル」との乖離は
この辺で顕著になります。この乖離に気付いて埋める作業が
新鮮でまた楽しかったりするんですが。

HH&Sのようなモデルは、今までの試行錯誤と関連業界
の様々な方々へのヒヤリングから、日本で実現するには
現時点では実現可能性feasibilityが低いと判断しています。

で、管理人としては、シリアスゲームにその活路を
見出したいと考えているわけですが、このネタは結局の
ところコンテンツ勝負。つまり、質の高いクリエイター勝負。

彼らに賛同してもらい、雇えるだけの資金調達に至る過程
(ビジネスアレンジメント)を説得力を持って提示すること
が、卒研で求められていること。

MBAで学ぶようになって、ビジネスという鏡のおかげで
アカデミアの中身(長所短所)がより明確に見えてくる、
という体験を繰り返しています。

学位論文修正もヤツの入院騒動のおかげで頓挫していますので
双方の論文作業を、来春の就職前までにやりぬきたいと思います。
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【2007/09/25 23:47】 | お仕事・研究・学び | コメント(2) |
<<米国で見ても「中秋の名月」か? | ホーム | コミュニケーションがうまくいかないのは誰のせいか?>>
コメント
この「シリアス・ゲーム」に関して、基本的なことを質問させてください。

管理人さんが書くように、シリアスゲームは医療者と患者の溝を埋めるコミュニケーションの一つの形と位置づけられているようですが、これはやはり「ビジネス」という形でしか成立し得ないのでしょうか?

国民全てを覆う公的医療保険制度がない唯一の先進国である米国では、医療はれっきとしたビジネスであり、このようなものが成立しやすい環境にあると想像できますが、自己負担が1~3割しかない(しかも、もともとの値段が安い)日本では、「ビジネス」として乗り込んでこられると、医療者側も多くの患者側もアレルギーが強いだろうと思われます。

ウェッブの情報なら無料、多くの親の会も入会無料なので、医療者としては気安く紹介できます。また、子供の病気に対する理解を深めるためなら、5000円のゲームソフトよりも1000円の絵本を推薦しちゃうなぁ、私なら。

まぁ、結局のところ、医療はビジネスなのか、公共インフラなのか、という原点の命題に戻ってしまいそうですが、この医療を取り巻く「ビジネス」(製薬や保険も含む)に対して国民もマスコミももっと目を向けてもいいと思います。でも、マスコミがここを批判することは絶対にないんだけどね、大事な「スポンサー様」だから。
【2007/09/26 21:53】 URL | 南十字星☆ #-[ 編集]
南十字星☆さま 毎回本質的な質問をありがとうございます。
米国ではむしろ公共事業の枠で国の機関や公益
財団のグラントや大学ベースの開発が進んで
いますし、勿論non-profitな領域からの開発・発信
は日本でも当然ありえると思います。
ただ、自分はそれが出来るポジションにないですし、
そういうチャンスも得られていない、という
だけのことです。ビジネスではその構想をする
機会が学生としてあるし、来春から実際に企画を
出す機会を得るのでその準備をしている、
ということです。
新しいことは、己の身の丈に合ったことから
始めるしかないわけで、出来ることから
やっている、というだけのことですね。

関連しそうなことで確かなのは、日本では
新しいことに対して初動が遅い、イノベーティブ
なことに対する出資の意思決定が遅い
ということですね。

アカデミアもお役所も。米国は見ていて
あきれるほど早いです。勿論組織差や個人差は
ありますが、特にヘルスコミュニケーションがらみ
の各セクターに人材が厚い。その差は歴然と
しています。

上記の本とゲームの比ゆで言うと、もし500円で
出来るビジネスなら受け入れてもらえるかも
しれない、ということですよね。

顧客あってのビジネスですし、non-profitな
ビジネスも語義的におかしいかもしれませんが、
成立します。医療側セクターに受け入れてもらう
必要があるビジネスは、そのための配慮は
当然すべきでしょうね。

「公共」という言葉の扱いや「公的」という
アクションのあり方については、ことは多分
そう単純ではなくて(開発・運用に当たって)
昨今の日本の社会保険庁の例を出すまでも無く、
公務員や公的な組織がが腐敗する仕組みを
考えても、仕掛け人としては知恵を絞る必要が
ありそうです。

非常に大事なことなので、また機会を見つけて
考えたいと思います。
【2007/09/27 00:11】 URL | taka #-[ 編集]
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東京都世田谷区在住のじょに~です。長年慣れ親しんだ杉並区を離れ、先月隣の区に引っ越しました(ついでにハンドルネームも会社で頂いたコードネーム?に改名^^;)。興味があるのはヘルスケア領域のビジネス、ヘルスコミュニケーション(特にメディア経由)、シリアスゲームの医療健康分野における活用、医療ドラマ、医療者患者関係、医師支援、ワークライフバランス、翻訳、子育て、映画など。数年前南カリフォルニア大学(USC)でヘルスコミュニケーションについて学びました。帰国後は企業で医療分野のビジネスに取り組んでいます。通信制MBAでMBA取得。もともと看護師ですが博士号(医学)は社会医学領域で取得。シリアスゲームによるヘルスコミュニケーションにも興味を持っています。
引越し先にも慣れ、世田谷の畑の多さに驚きつつ、近所や公園を二人の息子達と散歩しつつ考えたことや日々学んだことなど書き続けていきたいと思います。

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