日本語のニュースにもなっていたのですが、
(ネットでも反響 フォックスさん病状隠さずCM出演) このニュースは一連の現象の半分も伝えていない印象です。 ミズーリ州の選挙に伴う応援CMにパーキンソン病と共に 生きる俳優のマイケル・J・フォックス氏が出演しています。 パーキンソンの症状を隠さずに出演し、 「ミズーリ州で(自分が応援している議員)に投票することは 幹細胞研究(ブッシュ政権は禁止)を進め、自分のような難病 を抱えた人を救うことになるのです」というメッセージを 送っています。 彼の体が自分の意思と関係なく前後左右に揺れるのが 分かると思います。最後に彼が支持して欲しい議員候補の 顔とコメントが出て終わりです。 政治色の非常に強いヘルスコミュニケーションメッセージ ともいえます。 で、このビデオに関して興味深い論争が起きています。
彼は同様のCMにウィスコンシン州の選挙応援でも出ていますし
自分が関連するパーキンソン病を支援する財団のCMにも 出ています(これは同じくパーキンソン病と共に生きる モハメド・アリ氏と共演したもの)。 こういったCM自体がすごくアメリカっぽいのですね。 で、ここからが本題。 この選挙応援スポットに対して 「彼はパーキンソンの症状を誇張して演じている」と Rush Limbaughという人(有名な人なんでしょうか?すいません 管理人は詳細知りません)が自分の番組の中で批判しました。 こういう風に特定のメディア・メッセージに対して 批判メッセージがすぐ出てくるのが (またYou TubeにUpされているのが:共和党やブッシュ陣営 支持者によって加工されUpされたもののようですが) またさらにアメリカっぽいなあと。 で、この批判にう〜ん。。。と思っていたら MSNBCがこの論争を取り上げて考察したようで、そのビデオ もYou Tubeに載っていました。 You Tubeはこういった事例を研究する 研究者にも有用な情報源になっていますね。 このニュースを見ると全体の概要がつかめます。 (7分強と少し長いですが、パーキンソンの症状が出ていない マイケル・J・フォックス氏のビデオも紹介されており、 興味深いです) というわけでこの一連の流れ全体がアメリカっぽいなあ、と 更に感じてしまいました(日本だとこういった情報が一般に 届くまでのどこかのステップで「待った」が かかるような気がします)。 このニュースの結論としてはパーキンソンの症状の 検証や薬による症状の緩和や副作用などに関する考察から、 幹細胞をめぐる共和・民主両党の 選挙をめぐる争点に視点がいくわけです。 勿論NBCの切り取り方や結論の持って行き方が全て 真実に近い、というわけでもないでしょうし、 ここで思考停止するのは危険だとは思います。 が、こうやって網羅的にニュースにしてくれるのは やはり状況を理解するのにありがたいですね。 ヘルスコミュニケーションの関連する メディアの政治性やメッセージの送り手の思惑を考える 教材として、非常に興味深かったです。 また、一般視聴者やパーキンソンに詳しい人からの コメントや批判が同様にビデオで見れるのも 非常に意味のある現象(双方向性の実現と プレス・オンブズマン的な機能)を生んでいます。 プレス・オンブズマンについてはこちらやこちら。 このトピックをしっかり論考するには、米国における 幹細胞研究の現状や政治的背景やYou Tube中の関連する ビデオなどを全て踏まえる必要があるのですが、 勉強不足な上に時間切れなので今回はこの辺で。 (マイケル・J・フォックス氏への批判ビデオは同様に You Tube上に結構あるので興味ある方はYou Tube画面右の サムネイルや検索からどうぞ:中にはふざけて茶化して いるのもありますが・・・) 機会があれば続きをやりたいと思います。 ![]() |
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前回の記事に関連して。youtube.comからのビデオクルリップを集めたブログを見つけたのでトラックバックさせていただきます。選挙のキャンペーンであることも手伝って(特にMissouriは激戦区であり、また殆ど毎回大 フリーター医師兼大学院生の徒然日記【2006/10/30 00:26】
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