以前から興味をもっていたことの一つに、標記がある。
プロの役者が長く患者役(なんらかの死に至る病に かかった人)を演じ、その登場人物が最終的に死に至る 場合、ある程度の期間の体験を通じて、その役者さんの 中にはなんらかの「シミュレーション体験」なり 「教育効果」なりが生じるのではないか?と 感じていた。 こんなことを書き始めたのも、全米で最も人気の高い 医療ドラマ(研修医達が主人公で、視聴率で全ドラマ中 トップをとることもある)Grey's Anatomyに関する こんなLAタイムズの記事を見つけたからだ。 Life After Death "Grey's Anatomy's" Morgan sees his career reborn after Denny dies.
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2000万人近い視聴者が見たとあるので、いかに 現在このドラマが米国でウけているかわかりますね。 簡単に要約すると(乱暴な翻訳なので興味がある方は 是非原典をあたってください。LAタイムズは固定リンクを 維持してくれるのでリソースとしてある程度の期間は 保持されるはずです:日本と違いますね〜) この記事は要するに比較的長く登場していた患者(心臓移植) がそのキャラクターから視聴者に愛され、ドラマ上シーズン フィナーレで死亡したが、その役者はこのドラマ出演の おかげで役者として「生き返った」というレトリック的な 記事です。記事のメインはその点にあるようですが、 自分が興味をもったのは、彼の「死に至る患者を長期間 演じ続けた体験」でした。 Simulated Patient(SP:模擬患者)という存在を ご存知でしょうか。医師をはじめとする医療スタッフの 教育のために、プロの役者や訓練を受けたボランティアさんが 様々なストーリーに応じて患者を演じ、その患者に対する コミュニケーションや診断その他医療技術を評価する という教育プログラムの一環に必須の存在です。 日本ではSPの団体や教育についてまだまだ発展途上の 段階にあると知人に聞いたことがあるのですが、 医療と社会をつなぐ存在、という意味で非常に興味を 持っています。と、同時に逆の営み「プロの役者が 役としてドラマや映画中で患者を演じる、死を演じることの 意味」についても興味があるのでした。 いつか研究テーマにしたいと思っています。 (こういう特集記事を書かせてくれるメディアの方、 いらっしゃらないでしょうか?企画書書きますよ) このドラマ、勿論米国のアパートで唯一電源を入れっぱなしの Tivoが黙々と録画しているはずなんですが、 個人的にはERの方が視聴者に敬意を払ったドラマ作りを していると感じています。前回の盛り上がりどころであった スーパーボール(アメフトの全米No.1を決める試合)の 後の特番で、ご都合主義の脚本にあきれかえった (でも数字はとった)からです。 とはいえ、数字をとれる、ということの偉大さに変わりは なく、研究上も個人的興味からもチェックしているのでした。 レドンドに帰ったら見ようっと。 ![]() |
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