ヘルス・コミュニケーション日記
もとヒヨっ子研究者の会社員2年生が、ヘルスケア領域の話題や子育て日記、趣味等思いつきで綴ります。
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「淡々とした日常」は正しいか:映画Adaptationより
映画「アダプテーション」(スパイク・ジョーンズ監督、
カウフマン「兄弟」脚本、ニコラス・ケイジ主演)
は自分にとって単に好きなだけでなく色々参考になる映画である。

映画学校で「双子」は物語の装置として非常に陳腐で、
濫用してはならない、と教わった。
が、この映画はその脚本家の「常識」をうまく使って
「物語」をメタなレベルで構築してしまう。

ニコラス・ケイジの不細工&対人恐怖症ぶりもうますぎる。
こういうアメリカ人たまにいますもん。

で、この映画の中で自分が特に好きなMr.Mackey
(訂正:Mckeeが正しいスペルです)(カリスマ脚本指導者)
の激しいセリフをご紹介。
---
自身の企画・脚本執筆に行き詰った売れっ子脚本家の
チャールズは、双子の弟が受講して成功したMr.Mackeyの
脚本講座を(隠れるように)受講する。そこで
「淡々とした物語は?何も特に起きず、主人公にも神の
啓示は無い(変化しない)。(その方が)より現実を反映しています」と質問する。

その質問に対する答えが以下


Mackey:
現実の世界?
The real world?

Charles:
そうです。
Yes, sir.

Mackey:
現実の世界か。
The real fucking world.

まず最初に、争いごとやクライシスの無い映画は
客が退屈する。
First of all, you write a screenplay
without conflict or crisis...
you'll bore your audience to tears.

そして次だ・・・
本当に現実の世界では何も起きていないか?
Secondly, nothing happens in the world?

頭がおかしいのと違うか?
Are you out of your fucking mind?

毎日人が殺されている。
People are murdered every day.

殺戮や戦争や破壊はどうだ?
There's genocide, war, corruption.

それこそ毎日のように、世界中のどこかで
誰かが誰かを救うために自分の命を投げ出している。
Every fucking day, somewhere in the world...
somebody sacrifices his life to save somebody else.

そう、毎日のようにどこかで誰かが、他の誰かの命を奪い、
平和な生活を奪おうとしている。
Every fucking day, someone somewhere takes a conscious decision...
to destroy someone else.

ある人は愛を見つけ、そしてある人は失っている。
People find love. Peple lose it.

無慈悲なことに、教会の前で自分の母親が
殴り殺されるのを見る子供もいる。
For Christ's sake, a child watches a mother
beaten to death on the steps of a church.

飢えて苦しんでいる人もいる。
Someone goes hungry.

親友を女のために裏切るヤツだっている。
Somebody else betrays his best friend for a women.

もしそういうことを人の人生に見つけることができないなら、
お前さんはこの世のことを何もわかっちゃいない!
If you can't find that stuff in life...
then you, my friend, don't know crap about life!

何より俺の大事な2時間を、どうしてお前のそういう
映画で無駄にすることが出来るんだ?
And why the fuck are you wasting my two precious
hours with your movie?

そんな映画は何の役にも立たない!
I don't have any use for it!

全く何の役にも、だ!
I don't have any bloody use for it!



----------------

自分は物語の「情報の入れ物」としての効果や効用に
注目しているが、その「強度」について語る際に
いつもこの人のセリフが頭を去来する。

「淡々とした日常」という誤謬に敏感であること、そして
様々なレベルで「物語を語る」可能性を知るということ、
そういうことを考えていくことが、「物語を語るプロたち」
の力を借りて仕事を進めていく人間が
努めなければならないことだと思う。
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【2006/05/13 23:08】 | 〔テレビ・映画〕ぐっときた場面 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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東京都世田谷区在住のじょに~です。長年慣れ親しんだ杉並区を離れ、先月隣の区に引っ越しました(ついでにハンドルネームも会社で頂いたコードネーム?に改名^^;)。興味があるのはヘルスケア領域のビジネス、ヘルスコミュニケーション(特にメディア経由)、シリアスゲームの医療健康分野における活用、医療ドラマ、医療者患者関係、医師支援、ワークライフバランス、翻訳、子育て、映画など。数年前南カリフォルニア大学(USC)でヘルスコミュニケーションについて学びました。帰国後は企業で医療分野のビジネスに取り組んでいます。通信制MBAでMBA取得。もともと看護師ですが博士号(医学)は社会医学領域で取得。シリアスゲームによるヘルスコミュニケーションにも興味を持っています。
引越し先にも慣れ、世田谷の畑の多さに驚きつつ、近所や公園を二人の息子達と散歩しつつ考えたことや日々学んだことなど書き続けていきたいと思います。

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