少子化対策については、以前からちょこちょこ触れている
(その1、その2、その3) ように、この領域の素人考えながらその 「ヘルスコミュニケーションのノウハウの応用可能性」について 気になっているところである。 本日、調べ物をしていて こんな論評というかコメントをウェブ上で見つけた。 政策空間というニュースレター・サイトの 少子化対策の必要条件−効果的な広報と啓発の役割− 自分にとっては非常に示唆的だったのでご紹介。
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引用させてもらうと・・・ (中略) 思うに、少子化問題というのは少なくとも一点において環境問題と構造が似ている。それは、問題が深刻化した際の影響は社会全体にとって非常に大きいものとなるものの、その進行が遅いために一時を争う危機として認識されにくく、かつ問題解決のために一部の者が負担するコストも大きいという点である。言ってみれば、ゆっくりと熱せられる水の中にいる蛙のようなものである。 環境問題との類似性を語る上では、 この著作が大いにヒントになりそう。 "地球環境問題とは何か" 米本 昌平著 以前科学コミュニケーション関連の書籍のエントリでも 触れたが、この本は環境問題が非常に政治的背景を 含んでいることを、単純な科学的な問題でないことを 明示している。科学を妥当に「語る」ためには、 そういった背景を慎重に見ていく必要があることを示唆 してくれる良書だと思う。 思うに、こういう領域の問題こそ、ヘルスコミュニケーション 的なmedia advocacyやコミュニケーション戦略・スキルが 活用できる場だと思う。 (中略) 少子化問題についても環境問題と同様、その解決にはいかに問題の深刻さを国民全体に認識してもらい、社会が変化する機運を醸成するかにかかっていることを考えれば、環境問題について行われたような国民的キャンペーンをいかに盛り上げ、問題意識を喚起するかがカギとなってくるのではないだろうか。 なるほど、我が意を得たり、と言う感じである。 この文章の著者の佐藤氏はキャンペーンの限界にも 触れており、キャンペーンだけで解決が可能かのような 主張には勿論なっていない。その点も非常に共感する。 「全体戦略あってのコミュニケーション戦略」である。 USCのヘルスコミュニケーション講義において、 医学部予防医学やコミュニケーション学部の講義を 公共政策大学院の院生が多数履修していたことが 思い出される。 人的にも、学問領域的にも学際のいい連携が生まれ、 そうやって国力というか、国全体の問題解決能力が 醸成されていくことを実感している。 翻って日本はどうか。 保健・医学系の院生レベルで、少子化対策について 学際的・領域横断的なことも含めて主張・議論できる 素養がカリキュラムで身につく環境にあるのか。。。 前向きに考えていきいたいテーマです。 ![]() |
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