ヘルス・コミュニケーション日記
もとヒヨっ子研究者の会社員2年生が、ヘルスケア領域の話題や子育て日記、趣味等思いつきで綴ります。
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There Is A Rainbow Behind Every Dark Cloud
先日シリアスゲーム関連の記事(小児がん患児たちが開発
したゲームなど)を紹介しましたが、
このブログに日ごろ色々情報を寄せてくれる管理人の友人の
小児科医K先生から、小児がん関連で以下の書籍を
紹介いただきました。
K先生、いつもありがとうございます。

早速原本を入手したので、本日はその1部を簡単にご紹介。
(左が翻訳:絶版だそうです。右が原著)


こちらも同様。こちらのほうが新しいので日本でも
入手しやすそうですね。
------------------------
There Is A Rainbow Behind Every Dark Cloudは、
8歳から19歳までのがんをはじめとした死に至る深刻な病
に直面している子供達のグループワークをもとに構成された
本で、がんやその他の深刻な病気と共に生きる子供達が
(大人も使える?)この本を読みながら自分もこの本の
コンセプトに参加できるようになっています
(絵を描いたりして自身が参加する構成になっている)。

ぱっと見、絵本のような構成(子供達自身の絵がほとんど
です)になっています。子供達の絵とメッセージが何よりも
雄弁です。


ここでは冒頭の言葉の1部を少し紹介します。

We think healing, or "getting well", means being happy
and peaceful inside. We think healing takes place when
we feel nothing but love inside and when are no longer
scared or feeling bad about anything.
(管理人による勝手な試訳)
我々は、「治癒」または「病気が治る」とは人の内側
(心や内面)がハッピーで平穏であることを意味していると
考えています。
治癒は、心の中が愛が満たされ、全てに対して恐怖や嫌な
思いを持たずに済む時に起こると考えています。

Letting go of the past means letting the past completely
desappear and not hanging on to it. It means living each
second as if it were the only time there was. It is
living in the "now". It is making this day count.
過ぎ去った過去から開放される、自由になる、とは
過去を完全に消し去り、過去にしがみつかないという
意味です。これはその時その時の1秒1秒をあたかも
この時しかないかのように大事に生きることを意味します。
「今を生きる」ということです。
そうすることで、今日1日が大切なものになるのです。

Taylor先生というこの本の出版に関わった小児科医が
書いた言葉です。

訳本の目次がアマゾンで紹介されていないので
参考までに目次を載せておきます。

Part1 What We Experienced(僕らが体験していること)
1章 Belore We Got Sick(病気になる前は)
2章 The Day We Got Sick(病気がわかった日)
3章 Seeing the Doctor for the First Time(お医者さんに最初に診てもらう時)
4章 Going to the Hospital(病院へ行く)
5章 Hearing the News(知らせを聞く)
6章 Homecoming(うちに帰る)
7章 Back to the Doctor's Office and Hospital(お医者さんのところや病院へ戻る)
8章 Going Back to School(学校へ復帰する)

Part2 Choices You Have in Helping Yourself(自分自身のために君ができること)
9章 Things You Can Do About Your Feelings(自分の気持ちに対して自分がしてあげられること)
10章 "Letting Go" and Forgiving(「放っておく」または「流れに任せる」そして許す)
11章 Using Your Imagination to Help Yourself(想像力を自分自身のために使う)
12章 Using Your Dreams to Help Yourself(夢を自分自身のために使う)
13章 Talking about Death Can Help(死ぬことについて誰かと話すことは時には助けになる)
14章 Praying Can Help(祈ることも時には助けになる)
15章 Summary(まとめ)



この本が書かれた時代1978年からすでに30年近くが
過ぎ、小児科領域では不治の病だったものが今では
治せる病気になっているものもたくさんあると聞いています。
(白血病の1部など)

しかし、不治の病や難しい病気と共に生きる子供達が
いなくなったわけではないですし、乳児の救命・生命維持
技術が進んだおかげで、病とともに生きる子供達への
支援は益々重要になっていると思います。
(K先生、どうでしょうか)

この本のような取り組みは一種のヘルスコミュニケーション
だと自分は思うわけで、子供が自分の病と生きて行くことを
支援する取り組みは、病と共に生きていない子供にも
誰もが病気になる可能性と、生と死を考えさせるのに
役立ちますし、誰でもどのような病にもなる可能性がある、
という当たり前のことに目を向けるきっかけを与えるでしょう。

自分が今最も興味を持っている「メディア」に出来ることは
やはり限られているわけで、しかしそれをきっかけとして
子供達自身・親・医療者・社会の支援や教育が充実する、
レベルアップすることは可能と思います。

管理人自身にも勉強・研究のモチベーションを与えてくれる
貴重な本です。
ご興味持っていただいた方はCheck it out!
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【2006/03/07 02:10】 | お仕事・研究・学び | トラックバック(0) | コメント(0) |
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東京都世田谷区在住のじょに~です。長年慣れ親しんだ杉並区を離れ、先月隣の区に引っ越しました(ついでにハンドルネームも会社で頂いたコードネーム?に改名^^;)。興味があるのはヘルスケア領域のビジネス、ヘルスコミュニケーション(特にメディア経由)、シリアスゲームの医療健康分野における活用、医療ドラマ、医療者患者関係、医師支援、ワークライフバランス、翻訳、子育て、映画など。数年前南カリフォルニア大学(USC)でヘルスコミュニケーションについて学びました。帰国後は企業で医療分野のビジネスに取り組んでいます。通信制MBAでMBA取得。もともと看護師ですが博士号(医学)は社会医学領域で取得。シリアスゲームによるヘルスコミュニケーションにも興味を持っています。
引越し先にも慣れ、世田谷の畑の多さに驚きつつ、近所や公園を二人の息子達と散歩しつつ考えたことや日々学んだことなど書き続けていきたいと思います。

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