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ヘルス・コミュニケーション日記
もとヒヨっ子研究者の会社員2年生が、ヘルスケア領域の話題や子育て日記、趣味等思いつきで綴ります。
ライブドア報道・ホリエモン報道と33才考
ライブドアのホリエモンこと堀江社長は自分と同じ33歳で
ある。
だからどうした、ということなのだが、32、3歳という年齢は
微妙だ、ということを日ごろ考える。

20代ほどがむしゃらだったり夢中だったり能天気だったり
ということが許されなくなり(家庭でも会社でも)、
でも自分の自己実現と現実のバランスの悪さに直面したり、
人によっては体力の衰えや病を経験したり、
で、ふと気付くと白髪が出てきたり体がたるんだり
男ですらそうだから、女性は尚更だろう。先に限りが
あることが否応無く実感を伴った予感として現れる。
自分の中に核(確信)をもてないで来た人・その核がなんらか
の理由でぶれてしまった人には「この先どうしよう」という
「パニック」が突然訪れることも十分あり得る。
そんな年齢と感じている。


勿論40代、50代以上の諸先輩方からしたら「まだまだ序の口、
片腹痛いわ」とお叱りをうけそうな前口上なのは自覚している
のだが。

何かをやろうと思えば出来ないことは無い、でも経験も
年齢もある程度重ねて無茶や無鉄砲はやりにくい、
わかっちゃいるけど新たな何かに賭けてみたい、
そんな年齢でもあるように感じているのだ。
(自分自身はいい年してまだまだヒヨっ子なのでまだ
気が楽だが、周囲の友人・知人を見ていてそう思うことは
多々ある)


そんな中で自分の仕事や人生観に全く迷いの無い(ように
自己演出された)堀江社長の言動がマスコミ受けし、
さらに今回の報道で社会的なインパクトの大きい事件に
発展したことには、非常に注目させられた。
20060124201321.jpg


今日はこのブログらしからぬエントリだが、
メディアと社会の関係を考える上でも、非常に大事なことを
含んだ事件だと思うので、
日ごろ勉強させてもらっている
Taejunomicsさんや
ふぉーりん・あとにーの憂鬱さん
などのエントリを紹介しつつ感想をメモしよう。

つっても時間があまり無いのでクリップ程度で。
ふぉーりん・あとにーの憂鬱さんは現在NYUで学ぶ
弁護士さんで、ビジネスを法的な立場から見ておられます。
子供の健康を守るためにアニメを使ったCMを規制する
法案に関する情報
など、ヘルスコミュニケーションの立場
からも参考になる情報を掲載されています。

興味ある方に是非読んでいただきたいエントリはこれです。
「正義」のコスト
読んでいただければわかるのですが、
ライブドアに関する一連の顛末について
管理人の47thさんはエントリの後半でこうまとめています。
------------------------------------------------------
以上、簡単にまとめれば、一度嫌疑がかけられれば(しかも、嫌疑の内容が具体的にわからなくても!)、もはや会社としては「防御」の余地はないんじゃないかと。

・・・「ライブドアだから仕方ない?」・・・また、空が落ちてくる類の話かどうかになるかも知れませんが、上場会社の経済活動に携わる方々にとっては、少し想像力を働かして、同じ立場に陥る可能性が全くないと言い切れるかどうか・・・そして、もし、ある取引の一つの断片を「誤解」されて捜査が入ったときに、どうやってその「誤解」を解けばいいかを考えてみてはいかがでしょう?

---------------------------------------------以上勝手に引用

ビジネス法務の立場から非常に「他人事でない」こととして
今回の事件を危機感を持ってとらえていることが伝わって
きます。過去エントリにも抱負にライブドア関連があるので
興味ある方はチェックしてみてください。

個人的な感想として報道のあり方も捜査当局の対応も
素人目にも「まず『ライブドアつぶし』ありき」としか
見えない展開のように思えました(ネットとフジのニュース
しか見れませんが)。勿論、違法行為は罰せられる
べきですし、容疑が本当であれば堀江社長を擁護するつもりはありません。
が、それとは別の次元の議論が必要な事件だと僕も
思います。そういう意味で47thさんの姿勢には非常に
共感できるものがあります。

で、これまた堀江社長が敵を作りやすい(経営者として
これが悪いとは必ずしも思いませんが)発言と
キャラクターを豊富に提示する人でした。

カリスマというのはこういうものなのかもしれませんが、
M&Aされた会社のもと役員・社員はじめ、関係した
その他の人の心に芽生えた
「怨嗟」(とひょっとすると羨望・嫉妬から転化したものも
含む)が
今回の展開に影響していることは想像に難くなく、
人の気持ちはこういう結果をも導くのだなあと
大変恐ろしい思いを持っています。

メディアの送り手である記者・番組プロデューサーの
姿勢からもそういうことが伝わってきます。

お金の論理と人の気持ちの論理は双方ともに
重要だということだと素人ながらに理解しました。

また、ファイナンスの知識を持ちつつ、フレッシュな視点で
人の気持ちに敏感にこの事件を見ているのがTaejunomicsさん
です。一連の報道のあり方に疑問を呈し、冷静にウォッチ
している姿勢は非常に健全で、共感を覚えます。
Taejunomicsさんのエントリでは
こことかこれとかこういうのが関連するでしょうか。
どれも非常にわかりやすく説明されていて、
今回の事件を解き明かすことにトライされています。
他にもあるのでこちらも興味ある方はチェックしてみてください。
特に上記3つ目のエントリなど、基礎知識の無い自分には
この問題の意味を理解するのにとても役に立ちました。

前述した47thさんもよくここにコメントされています。
今回のような事件ではファイナンスや経済の視点と
法務の視点、双方が重要ですね。社会問題はトータルに
見ないといけない、という点はヘルスコミュニケーション
と同様です。

「巨額のお金と従業員の生活・人生、社会資源としての
企業の命運がかかっている」という重みと、
「人の命・健康を情報として責任ある立場で直接に扱っている」
という重みの質の違いがあるだけです。

社会で実際に起こっている事象は、
お金が人の命よりも重くなることもあるし、逆に命が
お金よりも重くなることもあることを示しています。

米国という社会格差の激しい社会において、
ヘルスコミュニケーション研究という視点を通じて、
日本も含めた医療問題・健康問題を考えていくと
そこには社会、という大きな存在があることに気付きます。

社会とはつまり人・文化・経済・政治・行政・法律です。
自分に不足していることは、ヘルスコミュニケーション研究の
専門家としてのスキル・経験だけでなく、こういった
社会への理解、具体的にはお金の動き・経済の動き・
政治の動き・法律の仕組みや運用、ということの知識・理解
でもあることに気付きました。

勿論その全てを一人の人間である自分が抱えることは
できないわけですが、自分の専門以外にどれか1つは
強みを持って対峙しないと、素朴でナイーブな研究者として
あるだけでは、社会問題である医療健康問題には
立ち向かえないように感じています。

こちらでの学習・研究経験やアメリカ社会が
管理人を心理的にタフにしてくれているのでしょうか。
最近、自分のものの見方・考え方が少し変わって
来ていることに気付きます。

というわけで33歳に話を戻すと、堀江社長の再起の
可能性を論じてご本人いわく「らしくない結論?」という
エントリを組んだ実践ビジネス発想法さんの管理人AMBI
さんの心情に少し共感します。
「堀江・宮内はベストパートナーとして後日語られる道をどこで踏み外したのか」

期せずして日ごろ勉強させてもらっているブログの
紹介エントリになっていますが、他にもたくさんあるので
また機会を見つけて紹介したいと思います。

優れたブログは「私の知恵袋」って感じですね。
自分も自分の領域で情報価値の高いブログにできる
ように努めたいと思います。
(ただの『親ばかブログ』じゃん、と罵倒されないように・・・)

数時間後追記:辞任のニュース:堀江社長⇒堀江元社長へ
あと、これまたよく読んでいる極東ブログさんを
チェックするのを忘れていました。
上記ふぉーりん・あとにーの憂鬱さんも引用されてますね。
「ホリエモン、逮捕」
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【2006/01/24 20:24】 | 時事問題・雑感 | トラックバック(1) | コメント(4) |
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コメント
トラックバックありがとうございました。
 とてもまとまっていて、すごく記事として勉強になりました。 社会問題はトータルに見ないといけないと言う点、本当に同感です。 
 
 これからも、勉強させてもらいます。 ありがとうございました。
 
【2006/01/24 22:20】 URL | Taejun #-[ 編集]
Taejunさんコメントありがとうございます。
こちらこそいつも勉強させてもらってます。
今後ともヨロシクです。
【2006/01/25 01:08】 URL | taka #-[ 編集]
TB、Thanksです。
33歳・・・微妙ですねぇ、確かに。
偶像を落とすことで喜ぶ心境というのは万国に多かれ少なかれあると思うんですが、何か日本・・・というよりも東アジアは、特にこれが強いような。
気のせいですかねぇ?
【2006/01/25 09:34】 URL | 47th #N7DutxRI[ 編集]
47thさんコメントどうもっす。
メディア側の報道姿勢もあきれ顔で見てました。
あれだけ数字とらせてもらった人なのに
嬉々として「堀江が」なんて逮捕前から
呼び捨てにしてる(ウェブのニュースで見た)。
彼らの性(さが)なんだろうけど、そういうのは
「下劣」と言って視聴者側が批判すべきと思った。

メディアを監査したり、メディアをさらにペンの力で
批判するプレス・オンブズマンがもっと機能
する世の中になるべし。
【2006/01/25 09:51】 URL | taka #-[ 編集]
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「正義」のコスト:コメント・TBありがとうございました
(末尾に追記あり)&nbsp;昨日のエントリーに対して、予想以上に多くの方々からコメントとトラックバックを頂き、本当にありがとうございました。このまま私自身は何かを付け加えない方が美しいかなとも思いつつ、皆さんからのコメントやエントリーを拝見していて、思い浮かん ふぉーりん・あとにーの憂鬱【2006/01/25 09:39】
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東京都世田谷区在住のじょに~です。長年慣れ親しんだ杉並区を離れ、先月隣の区に引っ越しました(ついでにハンドルネームも会社で頂いたコードネーム?に改名^^;)。興味があるのはヘルスケア領域のビジネス、ヘルスコミュニケーション(特にメディア経由)、シリアスゲームの医療健康分野における活用、医療ドラマ、医療者患者関係、医師支援、ワークライフバランス、翻訳、子育て、映画など。数年前南カリフォルニア大学(USC)でヘルスコミュニケーションについて学びました。帰国後は企業で医療分野のビジネスに取り組んでいます。通信制MBAでMBA取得。もともと看護師ですが博士号(医学)は社会医学領域で取得。シリアスゲームによるヘルスコミュニケーションにも興味を持っています。
引越し先にも慣れ、世田谷の畑の多さに驚きつつ、近所や公園を二人の息子達と散歩しつつ考えたことや日々学んだことなど書き続けていきたいと思います。

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